高校中退だけど医学部

高校中退から医学部にいる人の雑記

国公立受験までに効果の上がる合格に恵まれない人への処方箋

勉強してなさそうなのに試験に受かる人、すごく努力してるようなのに試験に落ち続ける人、またその逆の人、いろんな人がいると思います。これは大学受験だけでなくて、大学に入ってからも話題になる話なのですが、入試トップクラスで合格したのに留年しまくる人がいたりと、大学入試と入学後はまた様相が違うので、今回は大学受験に絞りたいと思います。私自身何年も受験生活を送った人間なので、効率よく勉強してパッと受かってしまう人から、何十年浪人してるの?ってまで、周りにいろんな人を見てきました。

そもそも合格するための要件とは

話は簡単なのですが、結局合格点を超えること、この一点です。昨今では面接不正云々で、合格点があやふやになっていますが…。いずれにしても、大学のルールに従ってパフォーマンスを発揮できる人が合格するわけです。正直なところ、学力や頭の良し悪しは関係なくて、空気を読んで、要件に従えばいいのです。ということは、試験日までに要件を満たす努力をすればいいわけです。もし、努力でどうにも満たせない条件がありそうなら大人しく受験校を変えましょう。

試験の倍率は大体見せかけ

医学部受験は一見高倍率で合格は難しい世界に見えますが、先に示した合格条件を満たすような受験生なんて、偏見ですが全体の合格者の2倍程度しかいないと思います。何十倍の倍率があるような大学がありますが、合格要件を満たせるような努力ができる人なんてほんの一握りで少ないと思うのです…。

合格に向けて効率的な勉強とは何か

大学受験の試験内容などは箱庭のようなもので、出題できるところは限られているわけです。その箱庭を「①穴の無いように②適切に理解し③適度に深く覚え④本番でも出力できる」ことが求められるのですが、これら4つを程度に差があれ達成することが合格につながると考えています。模試などでそこそこ取れて、努力を重ねていても合格に恵まれない受験生は、①~③はある程度クリアできているけれども、④がりていない。逆に、効率的に合格していく(現役生など)は、④が強化されていて、①~③の見切りがうまいとも言えます。また、一つの分野を突き詰めて深くやる人がいますが、時間が有限である以上、①を満たせなくなってしまうパターンが殆どなので、これも不合格になってしまうことが多いでしょう。

合格に恵まれない人への処方箋

①~③についてはネット上にたくさん転がっている勉強法を参照されればいいと思います。問題は④をどうするか、ということです。多少の生まれ持ったものもあるとは思いますが、大学受験程度でしたら努力でカバー可能だと思います。国立大学入試まで時間が限られていますが、効果の上がる方法があります。

ミスノートを作ること

どういうものかというと、自分のミスの癖だけを書き出すノートを作るのです。自分のミスした内容と自分で考えたその対策を書くのです。例えば

・0と6を見間違えて計算ミスをした→0を書くときはゼロの頂点から書き始めるのではなく、底辺から書き始める(こうすれば手が滑っても6にはならない)

・qと9を見間違える→qのしっぽの部分を右に折り曲げて強調する

これを全科目で行います。間違えた問題や記憶していなかったことを書く必要はありません。過去問や問題集を解いたときにとにかく自分のケアレスミスだけを記していきます。すると、意外に同じミスが繰り返し起こっていることに気付くと思います。そこまでくればこちらのもの。あとはそのノートを繰り返し見て、自分のクセを意識して問題に臨みましょう。本番の直前に見るべきものは参考書やまとめノートではなく、実はこのノートの方かもしれませんよ。